こんにちは、金田博之です。
今月の「金田博之オンライン勉強会(以下にご案内)」は、「信頼されるリーダーの清潔感」をテーマに、対話形式で深掘りしました。
この記事では、勉強会でお話しした内容を「センスに頼らずに清潔感をつくる3つの順番」に整理してご紹介します。
以下に、今回の動画をそのまま視聴できるように埋め込みますので、ぜひチェックしてください。
今日の流れ(ダイジェスト)
今回の勉強会では、こんな悩みについて参加者の皆さんと考えました。
清潔感が大切なのは分かるけれど、結局はセンスの話なのではないか。自分は不快に思っていないので、何を直せばいいのか分からない。
服を買い揃えるお金も時間も限られている。仕事で成果を出していれば、見た目はそこまで問題ないのではないか。
どれも、真面目に仕事をしている人ほど感じやすい悩みだと思います。
そこで今回は、まず「自分がどう見られたいか」と「相手にどう映るか」のバランスを整理しました。
次に、清潔感をつくる要素を、優先順位の高い順に並べました。ここが今回の核心です。
最後に、会食や重要な面談、さらにはプライベートの場面でどう応用するか、というところまで話を進めました。
なお、このテーマをいただくと、私自身に清潔感があるような前提になってしまい、少し恐縮です。
あくまで、そう心掛けている一人として、自分なりに考えていることをお読みいただければと思います。
3つのポイント(全体像)
今回のテーマは、「自分がこう見られたい」のか、「相手にこう映る」のか、という対比で考えると分かりやすいと思います。
私の感覚では、3割は自分の好きなものを楽しむ。残りの7割は、相手を意識する。このバランスで考えています。
- 表情を整える:相手のペースに合わせ、目を見てうなずく
- 手元を整える:服装以外の身だしなみで、余計なノイズを消す
- 服装を合わせる:相手や場のテイストに、一点だけ寄せる
大切なのは、この順番です。
清潔感というと服装の話になりがちですが、実は一番お金もセンスもいらないところから整えられます。
1. 表情を整える
なぜ大切か:
意外に思われるかもしれませんが、私は清潔感の一番目は表情だと思っています。
実際、暑苦しい格好をしていても、なぜか清潔感のある方がいます。
逆に、どんなに素敵な服を着ていても、表情がきついと、そちらのほうが記憶に残ってしまいます。
人はまず、目の前の相手が安心できる状態かどうかを感じ取っているのだと思います。
どんな工夫が必要か:
ずっと笑顔でいる必要はありません。相手に合わせる、ということです。
- 相手を見てうなずく
- 会話のペースを合わせる
- 声のトーンや高さを、相手に寄せる
テンポよく話される方にはその速さで、ゆっくり話される方にはその間で。
これが整うと、相手の意識は見た目より会話に向きます。多少服装に違和感があっても、「この人とは心地よく話せるな」と思ってもらえます。
どう実践すると良いか(たとえ話):
部屋のカーテンに似ています。
同じ部屋でも、カーテンを開けるだけで印象がまったく変わります。
家具を買い替えたわけでも、壁紙を張り替えたわけでもない。光を入れただけです。
表情も同じです。お金も準備もいらずに、その場で変えられる。しかも、一番効きます。
2. 手元を整える
なぜ大切か:
二番目は、服装以外の身だしなみです。
例えば爪。伸びていると、ケアをしていないというより、今日会う人のことを考えているのかな、という印象につながります。
勉強会でも、「どれだけ仕事ができる方でも、身だしなみの細かなところが整っていないと、そちらが印象に残ってしまう」という声がありました。
これは本当にもったいないと思います。成果も人柄もあるのに、余計なノイズで印象を下げてしまっている。
どんな工夫が必要か:
チェックポイントは人それぞれだと思いますが、よく挙がるのはこのあたりです。
- 爪、眉、髪まわりの手入れ
- 汗への対応(ハンカチを持つだけでも十分です)
- 香りの強さ(好みではなく、行く場所に合わせる)
いずれも、センスの問題ではありません。相手を思い出して、一手間かけるかどうかだけです。
こういった細部は、自分では気づきにくく、人からも指摘されにくいところです。だからこそ、自分で基準を決めておくことが大切になります。
清潔感を上げるというのは、結局のところ、相手への配慮の基準を上げるということだと思っています。
どう実践すると良いか(たとえ話):
資料の誤字に似ています。
どんなに中身が優れていても、1ページ目に誤字があると、相手の目はそこに行ってしまいます。
内容の評価が下がるわけではないのに、なぜか集中してもらえない。
見た目も同じです。ノイズを一つ消しておくだけで、相手の意識は中身に向かいます。
3. 服装を合わせる
なぜ大切か:
三番目に、ようやく服装です。
これを最後に置いているのは、一番センスもお金も必要になる領域だからです。
ただ、最後に置いただけで、重要でないわけではありません。
ポイントは、おしゃれかどうかではなく、相手や場に寄せようとしたかどうかだと思っています。
どんな工夫が必要か:
自分の好みを捨てる必要はありません。先ほどの3割は、思いっきり楽しんでいいと思います。
私も、周りが白シャツでも黒シャツを着たくなるタイプです。
ただ、ビジネスフォーマルな場なら、今日は白で合わせようと考える。相手が落ち着いた色合いの方なら、こちらもトーンを寄せておく。
重要な面談では、普段は締めないネクタイをあえて締めることもあります。敬意の示し方としてです。
完璧に合わせる必要はありません。合わせようとした姿勢が見えるだけで、相手には十分伝わります。
どう実践すると良いか(たとえ話):
オーケストラのチューニングに似ています。
演奏の前に、全員で音を合わせます。同じ曲を演奏するのに、一人だけ音程がずれていると、そこだけが耳に残る。
各自の音色は違っていていい。でも、基準の音は合わせておく。
服装も同じです。自分らしさは残しながら、その場の基準に一点だけ合わせておく。それだけで、浮かなくなります。
補足・具体例―合わせるのも、楽しんだほうがいい
相手に合わせるというと、我慢するような印象を持たれるかもしれません。
でも、私はここをかなり楽しんでいます。
例えば、お会いする企業のロゴの色にネクタイを合わせてみる。相手が眼鏡をかけているなら、こちらも眼鏡にしてみる。
毎回やる必要はありませんし、「今日は合わせてきました」と口に出すこともありません。
それでも、無意識のところで心地よさは伝わるものだと思っています。
もう一つ、プライベートの話もしておきます。
夏のTシャツ、短パン、サンダル。楽ですし、全然いいと思います。
ただ、会う相手や行くお店を考えたときに、今日はサンダルではなく白いスニーカーにしておこうとか、シャツを一枚羽織っておこうとか。
その程度の調整で、伝わるものは変わってきます。
もったいないのは、いつも同じ格好で、その範囲でしか見てもらえないことだと思います。
明日からの一歩
清潔感を上げるというと、服を買い揃える話に聞こえるかもしれません。
でも、明日からできることはお金をかけずにできます。
- 鏡の前で3秒:出かける前に、自分の表情を一度だけ確認します。
- 手元を見る:爪を切る、汗拭きを一枚入れる。この2つだけやります。
- 一点合わせる:明日会う方の場面を思い浮かべ、服装を一つだけ寄せます。
明日、家を出る前に、一つだけ自分に問いかけてみてください。
「今日会う人は、この格好をどう感じるだろう?」
それを一度考えるだけで、今日の印象は変わります。
清潔感は、生まれつきのセンスではなく、相手を思い出す回数の積み重ねだと思います。
おわりに
清潔感は、感覚の話のようでいて、実は順番の話だと思っています。
今回お伝えしたかったのは、表情、手元、服装。この順番で整えていけば、センスに頼らなくても伝わるものは変わる、ということです。
自分の好きな格好をやめる必要はありません。その上で、相手を意識する割合を少しだけ上げてみる。
その積み重ねが、「また会いたい」と思ってもらえる関係につながっていくのだと思います。
まずは明日、家を出る前に鏡を一度だけ見てみてください。
今回の動画ダイジェスト版
そして、金田博之YouTubeチャンネルでは、毎回のオンライン勉強会で私がお話しした内容の30分程度のダイジェスト版を公開しています。
実際の勉強会では、この内容に加えてQ&Aや対話の時間もあり、より具体的な悩みを一緒にほどいていきます。こちらのリンク先から、今回の動画もぜひご覧ください。
▶ 今回の動画「信頼されるリーダーは見ためが違う!清潔感戦略」:https://youtu.be/oDbtNMyrhKM?si=Lh35hHccgiXy7UJ2
▶ 金田博之YouTubeチャンネルはこちら:https://www.youtube.com/@hiroyukikaneda
金田博之オンライン勉強会
金田博之オンライン勉強会は毎月無料で開催しています。カメラオフでも気軽に参加できます。
次回のご案内や資料の配布は、金田博之公式LINEでお知らせしています。よろしければ、登録して最新情報を受け取ってください。
▶ 金田博之公式LINEはこちら:https://www.hiroyukikaneda.com/Line-Account/