ワークライフ全体をデザインする: 残業ゼロの人生力(吉越 浩一郎著)

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本日お送りしたいテーマは「ワークライフ全体をデザインする: 残業ゼロの人生力」、です。今日も自分独自の実体験をベースに3分程度で読める内容にまとめました。では、はりきっていきましょう!

ゴールデンウィークは読書を楽しもう! ということで、今日も読書特集をお送りします。

自分のワークライフは自分でデザインするもの。トリンプの代表取締役社長で、平成の名経営者100人の一人に選出されたことのある吉越さんの著書「残業ゼロの人生力(吉越 浩一郎著)」 についての学びをまとめます。少し古い本になりますが、今でも読んでて参考になります。私の重読対象本です。(参考: 読書には5つの方法があった)

この本ではまず人生を「学生期」「仕事期」「本生期」の3つに分けています。そして特に定年後の人生=「本生」に焦点をあてて、その人が充実した本生を過ごすために、現役時代にどんな準備をしたらいいか?その答えをこの本は示唆してくれます。

仕事さえできれば人生すべてうまくいくというのは間違いで、仕事は勝ち組でも人生全体では負け組になる人も多い。だから人生をトータルで幸せにする「人生力」がより重要な意味を持ってきます。

本生期を充実して過ごすことが人生力向上の鍵

日本の平均寿命を考慮しても本生期は20年以上はある。習慣となったスーツと毎朝の通勤も、会社だけの名刺の肩書きや人脈も、そして給料も・・・これまでの「当たり前」が消失する定年後の現実に遭遇してから本生の過ごし方を考えるようでは手遅れ・・・人生でやりたいことが仕事以外にたくさんあるか?

だからこそ残業をなくし毎日の3時間を「本生」の準備に投資したほうがよい

投資とは例えば夫婦や家族との時間、健康の時間、退職後も続く人脈獲得、また長期バカンスなどです。特に、本生をともに過ごす単位は夫婦であるため夫婦でしっかり会話をし二人が同じ方向を見ていることが立派な本生の準備といえる。定年後の第二の人生に対し、不安でいっぱいになるか、楽しみでいっぱいになるかは、仕事期の今の備え(投資)にかかっている。家族にも夫婦にも見放され、趣味もなく寝たきりになるようにはなりたくない。

本生を幸せにすごすためには「夫婦の情報共有」だけでなく「健康」と「お金」が必要

残業をなくすことで深夜のドカ食いや睡眠不足を解消し健康のメンテナンスを行うこと。そして定年後の生活費を計算してマネー戦略をたてておけば場当たり的な仕事(特に残業)やお金の不安もなくなる。

「仕事力を上げる」ことが「人生力を上げる」ことの大前提(仕事力=能力×時間×効率)

能力は勉強や経験により少しずつ上げる努力をし、また体力低下による能力低下を徹底して避けること。時間はできるだけ「固定化」を目指す。そして効率は朝の使い方や仕事のやり方を工夫する。

仕事期後の人生は「余生」ではなく「本生」である

有給休暇は「バカンス」のために使うもので「病気」になった時に使うものではない。また「仕事」の反対語は「遊び」であり「休み」ではない・・・つまり考え方が欧米と日本で違う
定年を過ぎるとそれまで会社や通勤でとらわれていた「ワーク」の部分がそっくりそのまま「ライフ」となり、それがそのまま人生にピリオドが打たれるまで続く・・・だからこそ夫婦や家族、また友人とともにライフを充実する術を知っておこうと思います。

残業ゼロの人生力(吉越 浩一郎著)

14万部超のベストセラーとなった『「残業ゼロ」の仕事力』の続編となる『「残業ゼロ」の人生力』の新装版。「残業ゼロ」は仕事力だけでなく、「人生力」も上げます。 人生の得点表やパフォーマンス三角形など、オリジナリティ溢れる考え方で、「残業ゼロ」で豊かな人生を送るための方法をわかりやすく説きます。ワークとライフの両立、充実に悩めるビジネスパーソン必読の一冊です。(Amazonより)

こちらのコラムもご参考までに!
「残業ゼロ」の人生力で考える自分の「本生」を見据えた人生戦略

あと、過去にお送りした「残業対策」関連のコラムは➡ こちらにまとめています。

とはいえ、プライベートを楽しむための資金も必要です。現実は現実、まず家と家計がまわせる必要最小限のお金と時間が必要です。まずはこれがいくら必要かを考えます。つまり人生の投資費用の把握です。そしたら先の見えない金儲けにストレスや不安を持つ必要がないし、気持ちの余裕がでます。私は、ノートに「最低限やりたいリストと資金表」をつくっています。

たとえば、

  • マイホームの充実と拡張 (庭、ベランダ、リビング、寝室など)
  • 毎年一回好きなところで時間を贅沢に使う (例えば綺麗な海)
  • 家に閉じこもらず外に出る(アウトドア、公園、スポーツなど)
  • 健康管理は将来の自己投資 (ジムに通うなど)

私の人生戦略ノートは仕事やキャリアに関するものだけではありません。一生の人生でやりたいことを思いつくままに、ただ素直に出せるだけノートに書いています。自分の年収や職務にこだわらず「あれもしたい」「これもしたい」ものだらけです。やりたいことを書き出してみると意外とでてくるものです。

 

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お互い切磋琢磨していきましょう。

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