3分でわかるワークライフバランスの本質

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今日も当サイトにアクセスいただき、ありがとうございます!
本日お送りしたいテーマはワークライフバランスの本質について、です。今日も自分独自の実体験をベースに3分程度で読める内容にまとめました。では、はりきっていきましょう!

ワークライフバランスという言葉をご存じですか?
いきなり自論を述べないために、まずは一般的な見解をウィキペディアからひっぱってきました。

ワーク・ライフ・バランス(英: work–life balance)とは、「仕事と生活の調和」と訳され、「国民一人ひとりがやりがいや充実感を持ちながら働き、仕事上の責任を果たすとともに、家庭や地域生活などにおいても、子育て期、中高年期といった人生の各段階に応じて多様な生き方が選択・実現できる」ことを指す。

このワークライフバランスという言葉、バズワードとなって広がっていくうちにさまざまな解釈が生まれてきました。(リファレンスのため、ネット検索で確認)

  • 残業せずに早く帰り、生活も充実させる
  • 仕事と生活の時間比率をなるべく半々に近づける
  • 仕事をほどほどにする (生活を優先する)

しかし、それは本質ではありません。
ワークライフバランスは決して楽をするためにあるものではありません。(いかにも拠り所になりやすい言葉です)

では、ワークライフバランスの本質って何なのでしょうか? 少し考えてみてください。

ワーク(仕事)とライフ(生活)の調和

ワークライフバランスは、ワーク(仕事)とライフ(生活)の調和。まず、ウィキペディアで定義されていた言葉をそのまま引用してみました。ここでのキーワードは「調和」です。この調和ってどういう意味でしょう? ここから自論で展開します。

まず、調和の対義語は「対立」です。対立という言葉の背景には2つの異なる立場や属性が存在しています。もっと言うと反発しあっている。すると、その対義語である「調和」は2つの異なる存在が前提と考えられます。つまり「調和」とは、異なる2つの対立関係が共存する状態とも言えます。

ワークライフバランスにおけるこの2つの異なる存在、それが「仕事」と「生活」です。すると、多くの人が「仕事」と「生活」の対立関係に悩んでいると言えます。つまり対立関係を解消」することがワークライフバランスの実現につながるのです。

仕事と生活が時間軸でもともと同居しており延長線上にあるのなら、早く帰るとかの時間配分(バランス)で解決できます。でもそれってワークライフ時間バランス。先ほどの例にある残業を減らす、時間配分を変えるなど。でも、それが本質ではありません。何もしないと「仕事」と「生活」は本来調和できないのです。

では、どうしたらいいか?

 

それは、ワーク(仕事)とライフ(生活)を別々に分けることではない

それは、「仕事」と「生活」を意図的に「同居」させるのです。これ以外に対立関係を解消する方法はありません。もちろん、完璧はムリです。だから「バランス」という概念が出てきます。

ワークライフバランスは、ワークとライフを別々に分けることではないのです。

ではどう同居させるか?

それは、「目的を一致させる」ことです。たとえば、仕事の目的、生活の目的を考えてみてください。目的と目標の違いがよくわからない人は、以前まとめた➡ こちらのコラムを参考にしてみてください。「私の仕事の目的は〇〇〇」「私の生活の目的は〇〇〇」・・・これが一致しない人は、一致できるものが何かを考えてみてください。

例えば、「私の仕事の目的は、英語を通じて多くの日本人をグローバルで活躍できるようになること」、「私の生活の目的は、世界各国に足を運び(あるいは生活し)、自分の世界観を広げること(あるいはその資金を貯めること)」となると、少なくとも「グローバル」「英語」という点で一致します。

まず、あなたが最優先で自己投資する領域はこの領域(言い換えるとそうじゃない領域は思い切って優先度を下げる)であり、その資源はお金と時間です。その資源をどう配分するか? これがワークライフバランスと私は考えます。

つまり、ワークライフバランスの前提は睡眠含めた24時間365日をどう使い分けるかではなく、自分がその目的に一歩でも近づくための時間を有限なるものと認識しその最大化を図ることです。少なくとも、早く帰ってプライベートを楽しむとか、そういった部類ではありません。言い換えると、仕事が多少どっぷりでも仕事と生活の目的が果たせればワークライフバランスは果たせると私は考えます。

 

ワークライフバランスを実現させる先行指標は?

では、次にこんな論点がでてきます。
それは「ワークライフバランスを実現するために、まず何から行動すればよいか?」

そこで考えるべきポイントは「時間、お金をどう増やすか?」です。

時間はやりたいことがやれる量の最大化お金はやりたいことがやれる質の最大化と私は考えます。時間やお金が増えれば、バランスすべき総量が増えるのです。

では、時間とお金をどう捻出するか?

仕事についてはわかりやすいと思います。それは「生産性を向上すること」、そして「成果を出して給料アップを狙うこと」です。繰り返しですが、残業を減らして時間を捻出することではありません。だって、いくら残業を減らしても、それは一時的な対策であり、忙しくなったらイヤでも残業しなければならなくなる。そして生産性が上がらず、成果がでないと給料アップができないから。

では、生活についてはどうでしょう? ここは各者各様でしょう。たとえば、「英語の勉強時間を確保する」「交流会に参加する」「そのためにやるべき家の家事を早く片付ける(ここで生産性の概念)」「英語の勉強ができるよう家族との時間をきちんと確保しておく」などです。お金についてはもしかして副業や株式投資という発想があるかもしれませんね。これについては性格や環境に関係します。

もし自分で判断できないなら、その先行指標は「仕事」ではないでしょうか? 一日に仕事が占める時間の量、生活のために仕事が生み出すお金の価値を考えたら、まずここからテコ入れしていくのはいたって自然の発想です。

ワークライフバランスを口で言うのは簡単ですが、求められることは意外と厳しいです。

次に、ワークライフバランスを高めるもう一つの切り口について展開していきます。

 

「生き方を選択できる状態」にする

仕事をまずはしっかりやり、ワークライフバランス(力)を向上したいけど、それだと時間がかかる…と言いたい人。そこでワークライフバランスのもう一つの切り口が重要になります。

それは時間軸

言い換えると、人生の各段階に応じて多様な生き方が選択・実現できる状態になっているか?

ワーク・ライフ・バランス(英: work–life balance)とは、「仕事と生活の調和」と訳され、「国民一人ひとりがやりがいや充実感を持ちながら働き、仕事上の責任を果たすとともに、家庭や地域生活などにおいても、子育て期、中高年期といった人生の各段階に応じて多様な生き方が選択・実現できる」ことを指す。

たとえば、新しい環境に変わったらまずは目の前の仕事に一生懸命慣れること、そして成果を出すことが重要です。そのための勉強も必要でしょう。私は、そのために残業をしてしまう、あるいは家でそのための時間を使うのは仕方ないことと割り切っています。そして何らかの成果が出たら思い切って休む、遊ぶ。それは自分へのご褒美でもあります。こうしたメリハリも私はワークライフバランスと考えます。

もっと短い時間軸でもそうです。たとえば私は現在事業計画のためメチャメチャ仕事をしています。その3ヶ月はやむを得ないこと。その代わり、事業計画が無事に固まったら思いっきり休もうと思います。

ここで一つ大事な点。

すごく大事な局面、すごく大事な仕事をしている時にその目標達成期限を設定するのと同時に休暇(旅行等のリフレッシュ計画も合わせて)もしっかりと計画しているか? です。このあたり、欧米の人たちは上手です。

そしてもっと長い時間軸で考えると、多様な生き方が選択できる状態になれるか?

それって、計画なしに実現できません。たとえば、数年後に思い切って海外で仕事をしてみる、MBAをとってみる、転職ができるように◯◯スキルを今のうちから高めておく、などです。繰り返しますが、楽をしようとしてワークライフ時間バランスをしていても、場当たり的な解決になるだけ。

そうして選択肢が増えると、人生の選択肢が増える。すると、今よりも自分にあった仕事や労働環境、生活地域、ライフスタイルを作り出すことができます。

その点、人生の選択肢を増やすための考えと、ノート術については拙著「Click➡ 29歳からの人生戦略ノート(日本実業出版社)も参考にしてください。

 

仕事に遊びを入れる

仕事が辛いから生活時間を確保して休息したい・遊びたい、という思いでワークライフバランスを語る人がいます。でも、仕事を楽しむように努力しないといつまで経ってもこの呪縛から抜け出せません。仕事を楽しむ方法はいろいろありますが、その一つのカギが「遊び」です。

ではどうやって遊びを入れるか?

それは「謎解き」と私は考えます。

ロールプレイングゲームをやったことがある人はわかってくれるかもしれませんが、面白いゲームほど難易度が高く、しかも地道(レベルアップという意味で)。でも、一つ一つの難関(中ボスを倒す・宝物を見つける)をクリアしていくと面白いと感じます。これが謎解き。

仕事や人生も同じで、先が見えないこと、自分の能力(レベル)が足りないこと、そして難関に対して、その謎解きを楽しむことができるかが重要だと考えます。具体的には、今感じているこうしたことに対して、いろいろと謎解きを考え(悩む気持ちはわかりますが、考えることを楽しむこと)、そして地道にレベルアップ(行動)していくことを楽しむように工夫してみましょう。仕事に限らず、人生も同じ。これが「遊び」です。

仕事も生活も楽しめたらそれがワークライフ価値の最大化になります。

以上、ワークライフバランスの本質を実現するための2つの切り口をいくつか自論も交え語らせていただきました。

ワーク・ライフ・バランス(英: work–life balance)とは、「切り口①:仕事と生活の調和」と訳され、「国民一人ひとりがやりがいや充実感を持ちながら働き、仕事上の責任を果たすとともに、家庭や地域生活などにおいても、子育て期、中高年期といった「切り口②:人生の各段階に応じて多様な生き方が選択・実現できる」ことを指す。

 

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