「言い訳」は自分を小さくする呪文

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本日お送りしたいテーマは「言い訳は自分を小さくする呪文」、です。今日も自分独自の実体験をベースに3分程度で読める内容にまとめました。では、はりきっていきましょう!

組織を持ち、長年多くの部下を観察する機会が非常に増えたおかげで、成長する人とそうでない人の見わけがいろいろとつくようになりました。その一つが「言い訳」を口癖にする人とそうでない人です。なぜそう言えるでしょう?

 

言い訳が多い人に見られる傾向

チームメンバーがあまりよろしくない成果を出したとき、それを「自分の非」ととらえるか、「相手(関わった人)の非」ととらえるかで自然とその後の動き方が変わってきます。言い訳が多い人は後者の「相手(関わった人)の非」ばかりが口から出てくる人です。過去の経験上、言い訳をしてポジティブに状況が変わったことはほとんどありません。たとえば、

  • いざ自分の問題として直面した時に、問題から逃げる。あるいは中途半端に対応する
    ➡ 結果、企画や行動の考えに深みがなく、ありきたりな成果しか出せない
  • それを聞いた相手は嫌な思いをし、チーム全体のパフォーマンスが落ちる
    ➡ 結果、その当事者と深く関わらなくなるか、話をよく聞かなくなり、当事者は思う通りの仕事ができない
  • 仕事に深く関わらないため、能力が向上しない (それを上司やチームは結構みている)
    ➡ 結果、責任ある仕事が回ってこなくなり、成長が減速する

上記を総合して、自分で責任もって仕事ができず、成果が中途半端になるのです。(言い換えると思考が浅くなる)

 

言い訳が多い人の見分け方

何かよくないことが起きた時に自分の非を言わないです。優秀で話が上手い人ほど注意です。口がうまいので、普段の会話ではけっこう聞き逃してしまいます。たとえば、「私は言ったのですが相手が動いてくれなかった」、「いつも期限ギリギリにくる」など。自分はちゃんとやっているように聞こえるのです。でも、何かよくないことは起きてることって「結果」なんですよね。つまり、結果に無責任な証拠。後々仕事の質が荒くなります。

そうした兆候のある人がいたら、慎重にその人の発言を聞いてみるとよいでしょう。特に、主語です。自分のことはいいことを言って(自分が主語)、相手のことはいいことを言いません(相手が主語)。

主語を冷静に聞き取るのです。

チームをリードする人、あるいは関わる人は、早期にこうした傾向のある人を把握し、対策を打っておく必要があります。見ている人はみています。

 

「言い訳」は自分を小さくする呪文

そもそも(指摘する人が)その人に何かの問題を指摘する背景は、その人に責任を求めているのです。これ、冷静に考えてみると実はポジティブな背景なのです。期待しているから責任を求めているからです。

それを言い訳してかき消すのはもったいない。自分の責任範囲がどんどん小さくなります

私自身はこの思考により、どんどん責任ある仕事を任されるようになり、またそれを裏側からきちんと支援してもらえるようになりました。言い訳をすること、つまり逃げ道を考えることには熟練していても、本質的な問題の解決になりません。

さて、ここまで言いましたが、私自身がそれができているかというと、100%の自信がありません。相手に対して感じることは自分に対しては気づかないものです。だから、自分が口から発する主語に気を付けるようにしています。何かの問題があったり、誰かに怒られたとき、「私が〇〇をしていなかったから〇〇になりました。早速、〇〇の行動をしています」「私が〇〇さんにこまめに確認できていない点にも非がありました。来週から定期的に〇〇するようにします」など。

言い訳を考える時間を反省や改善などの行動に使ったほうがはるかに自分の費用対効果が高いわけです。

以前作成したこちらのコラムもご参考までに!
「ごめんなさい」と簡単に言わない

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