Manager Effectiveness 外資系企業で実践する360度評価と自己・組織開発

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新年入ってからずっと忙しく走り続けてきましたが、つい先日、休みを取って温泉に行ってきました。
僕を知ってる方はご存じだと思いますが、僕はかなりの温泉好きです。コロナの影響で控えめにしてたこともあり、感染症対策をしっかりしたうえで、海が見える非常に良い絶景のホテルで妻と共に充実した時間を過ごせました。

あとは仕事の方ですけど、後でお話する360度評価をというものをやっていて、部下達から私自身へのフィードバックが来ています。そのおかげで自分を客観視することが出来るので、私自身が成長していると感じました。

なので今回は、360度評価についてお話していきたいと思います。

Manager Effectivenessと360度評価

今回のテーマは、外資系企業で実践する360度評価と自己・組織開発です。

グローバルな企業では、Manager Effectivenessという言葉が当たり前のように使われています。

Managerは、そのままマネージャー。

Effectivenessは、「効果」という意味。もしくは「能力」と言ってもいいかもしれません。

つまり、自分はマネージャーとして

・効果的にチームとコミュニケーションを取れているか?

・より効果的に組織を成長させていく能力を備えているか?

・適切な行動ができているか?

といったことを考えていくフレームワークです。

このManager Effectivenessの一環として、「360度評価」というものがあります。

360度評価は、私自身も長く実践していますし、多くの日本企業でも取り組まれています。

360度評価とその効果は?

まずは、360度評価とは何かを、私自身の経験談から説明したいと思います。

通常、評価というのは上司から部下に対して一方的に行うイメージがあると思いますが、360度評価は、その名の通り360度の視点。上司だけでなく同僚や部下等、自分を取り囲む様々な視点から評価を受けられます。

そんな360度評価には、下の図のような4つの効果があります。

英語の図になりますが、4つの項目について解説しますね。

まずは、右上の【INCREASE PRODUCTIVITY】

これは一言で言えば、 生産性 です。

自分がもっと理解しなければならないことを、虚心坦懐に・謙虚に理解して改善していくことで、自分自身だけでなく組織全体の生産性向上に活きてくるかなと思います。

次に、左上の【EMPLOYEE SATISFACTION】

この言葉の意味は、 従業員満足度 です。

我々は一方的に話すのではなく、社員や部下の声を聞く。受け止める。そのうえで適切な改善コミュニケーションに努めることで、結果的に従業員満足度の向上につながります。

続いて、左下の【PERSONAL DEVELOPMENT】

これはいわゆる 自己開発 になります。

360度評価を受けると、非常に耳が痛いようなフィードバックも帰ってきます。その時は「なんで?」って思っちゃうこともありますが、冷静に考えると自分はまだまだここが足りないなと気付き、能力開発するきっかけになります。

最後に、右下の【APPRAISAL】

これは 評価 ですね。

自分自身が部下や同僚、上司からどんな評価を受けているのかを客観的に見ていきます。

この360度評価は、やはり【評価】というキツイものになりますから、つい感情的になりやすい一面もあります。

評価シートとして帰ってきたフィードバックを見て、「自分はこれだけやってるのに、なんで!」とか、「誰がこんなことを言っているんだ!」等と思いがち。実は私自身も、未だに思うことがあります。

その辺りの心理的コントロールはとても重要で、「SARAモデル」と「ジョハリの窓」で説明をしていこうと思います。この先はこちらのダイジェスト動画をご覧ください。

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今日も明日も、あなたにとって、私にとって、よい一日でありますように!

お互い切磋琢磨していきましょう。

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