【14分動画】リクルートから学ぶ「多角化の4つの戦略」:アンゾフの成長ベクトル

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週末は湯河原でリフレッシュ。

久しぶりの温泉でした。

だいぶ溜まったメールを集中して処理でき、そこからは完全に自分の時間。

読書をしたり、ノートを整理したり、もちろん自然を散歩したり、温泉に浸かったり、

とても勉強とリフレッシュ共に充実した週末を過ごすことができました。

さて今週も、ちょっとでも皆さんの知識向上になればとMBAショート動画をお届けします。

これまで経営戦略→マーケティング→組織・人事→会計と1ヶ月のサイクルで解説してきまして、このたびまた経営戦略編からもう一度学んでいただくという流れになっています。

1週目の内容を復習しながら、より深い内容にしていきますのでぜひこれからもお付き合いください。

(バックナンバーは こちら でご確認ください)

ではまず、経営戦略についての振り返りからやっていきます。

こちらは、戦略を一枚の図で表したもの。

戦略を一言で表すと、向かうべき目的にどうやったらたどり着けるのか、その手段のことです。

現在の自分の姿から、目指す姿の間のギャップを埋めたいのですが、そこにはなにかしらの壁が存在します。その壁を超えるための手立てを考えていくのが戦略です。

つまり、戦略とは目的に向かっての道筋のようなものであり、戦略がなければ組織はどこに向かっていけばいいかわからず、あらぬところへたどり着いてしまうでしょう。

そして、戦略を考える上でまず真っ先に考えていただきたいのが、図の右側にも書いてある4つの質問。

・競争相手は誰か

・どんな独自価値を持つか

・どんなリソースの強みがあるか

・価値提供を維持し続けるにはどうするか

これは総括すると、自分の会社(組織)はなんのために存在するのか、何をすべきなのかという自己分析、現在の姿を捉えるための質問です。そこを踏まえた上で、戦略を策定していきます。

戦略についての詳しい解説は、メルマガ181号でお話しました。(バックナンバーはこちらです)

そして今月配信のメルマガでは、戦略のさらに応用編としてもう一段階上の話をしていきます。今回のテーマは、”多角化”。

今世の中は急スピードで変化しています。その中で企業が生き残るには、多角化がキーワードになっていくことでしょう。

日本で長く続いている企業、その中で今もなお勢いのある企業といえば、リクルート、ソニーなど。

割と新しいですが、楽天、ソフトバンクなども今かなりの勢いを持っています。

これらの企業はいずれも、時代の変化に適合し、そして進化して今の姿になりました。

創業からずっと、ひとつの事業だけを貫き通し、それで永続的に生き延びれる会社はいません。

なぜなら環境には変化がつきものですし、市場に競合が参入し、常に競争が起こります。

その中で生き残ったものが勝つのが、ビジネスの世界。そして、実は会社は長く続けることが難しいのです。

日本の場合、起業してから10年以内に9割の会社が倒産すると言われています。しかし日本はまだ生存率が高い方で、欧米ではもっと多くの企業が倒産しています。

つまり、会社は生き残るだけでも難しく、会社の成長戦略を考えていく上では変化する環境に対応し、生き残ることをまず念頭に置いて置かなければいけません。

そのためのキーワードとなるのが、”多角化”だと考えています。

GAFAにおける多角化の例

では多角化とはなにを意味するのか?

GAFAを例にお話していきます。

Google、Amazon、FaceBook、Apple、20年前のこれら企業は今とは全く違う形でした。

規模の話ではなく、そもそもやっている事業が違います。

Googleはアルファベットという会社から独立した事業で、検索エンジンを提供するプラットフォームでしたが、今ではスマートフォンのOSであるAndroid、YouTubeを買収し世界一の動画サービスを提供、AI開発やGmail・Googleドライブなどの便利なツールも提供しています。

今でもそうですが、本業は検索での広告収益です。でもそれ以外にもたくさんのサービスがあり、それぞれが収益を上げています。

アマゾンももともとは本屋でした。ネットで本の注文を受けてから仕入れて売るという、無在庫転売のようなビジネスモデルから始めたそうです。それが今では書籍に限らず世界でトップのECサイトにまで発展し、近年ではECだけでなくアマゾン・ゴーという実店舗の導入も始まっていますし、AWSというクラウドサービスもかなり浸透してきています。

このように、長く生き残る企業は、自社の強みを活かしながらメイン事業をより発展させていくだけでなく、別の事業の横展開も行っています。

日本においてもさまざまな企業があり、いろんな事業を展開していますね。

楽天も元はECサイトでしたが、球団を経営しているだけでなく楽天銀行や楽天カードなどの金融関係も手掛けていますし、楽天トラベルなどの観光業も手掛けています。

サイバーエージェントは広告代理店ビジネスですが、アメブロなど自社のプラットフォームを持っているほか、近年ではAbemaTVというネット配信に力を入れています。

これらの例からわかるとおり、成長している企業はどこも時代に合わせて事業内容を変化させ、多角化してきました。

企業が生き延びるために欠かせないこの事業の多角化ですが、実際に経営者はどのように考えているのでしょうか。今回はリクルートホールディングスの経営戦略を例に解説していきます。

こちらの動画のフルバージョンは2021年12月6日(月)配信の私のメルマガ第198号でテキストと共に配信します。私のメルマガは「金田博之 メルマガ」で検索いただくと出てきます。ぜひメルマガで更に深い知識を得てくださいね!更に知識を深めたい方はMBA実践講座でもお会いしましょう!こちらは完全双方向型のワークショップです。「金田博之 MBA」で出てきますよ😊

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今日も明日も、あなたにとって、私にとって、よい一日でありますように!

お互い切磋琢磨していきましょう。

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